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レースシムやレースゲーなどについて書きます

NFS 2015 が今でも面白い件について

昨今GT7も発売となり、盛り上がっておりますがここに来てNFSがマイブームとなりつつあるのでちょっとしたレビューを書きます。



今回は2015年に発売されたNeed For Speedです。

リブート作品ということでタイトルもナンバリングのみなのでNFS2015と巷では呼称されています。

プラットフォームはPS4とPC、投稿者はPC版でプレイしております。

ここ半年ほどでレースシ厶にドハマリし、ハンコンも導入した経緯がありますので今回はハンコンを使用した場合のレビューとなります。

使用しているハンコンはThrustMaster T300RSです。



1.世界観

まず本作の世界観に関してですが、俗に言う走り屋文化に主軸を置いた作品となっています。舞台が架空の海外都市という事ですが
ワイルドスピードシリーズのX3までの雰囲気を想像していただけると分かりやすいかと思います。
市街地でのストリートレースはもちろんのこと、ハイウェイでカッ飛ばしたり、峠をドリフトで攻めるなど、あの時代特有のダーティな雰囲気を楽しめます。
警察とのチェイスも出来ますよ。



2.収録車種

収録車種について昨今のレースゲームの中では少ない部類に入りますが、ツボを得たラインナップが目を引きます。
特に日本の国産スポーツカーを多く収録し、JDM文化を意識した内容になっていることは明らかです。

特徴的な部分で言えばまず80スープラ
最近のNFSシリーズでは収録されなくなって
しまったToyota車の中でも一際JDMの印象が強いと思います。(IS THAT A SUPRA!?)
しかも本作では割と低価格で手に入るため
スープラファンには嬉しいですね。

あとは180SX 通称ワンエイティです。
こちらもJDMではお馴染みの仕様ですが
フロントバンパーをS13へと換装したシルエティ仕様にすることも出来ます。
個人的にはワンビア仕様も欲しかったところですが()

他にはR32、R34、S15、FD3S、MX5、LancerEvo、S2000NSXなど魅力的な車種が揃っています。

ポルシェ、フェラーリランボルギーニなどのスーパーカーも収録されており、勿論速いのですが、JDM系のマシンが豊富なのでそちらがメインといった感じは受けます。




3.挙動

マシンの挙動についてはハンコンを使用しての感想になりますが、必要最低限のFFBといった感じです。

いわゆるアーケード挙動ってやつですね。

カジュアルゲーではあるので路面状態のシミュレーションやフィードバックなどはなく、ステアリングの重さや反応のみとなっています。ですがこの手のゲームにレースシムのようなフィーリングを求めるのはお門違いだと思いますので、十分だと感じます。

挙動はゲーム性とマッチしているのが大事なのでこれは正解と言えるでしょう。

ただFFBの調整などをゲーム側で出来るようにして欲しかったなというのが正直な感想です。




4.グラフィック

グラフィック面についてはもう7年前のゲームながら非常に綺麗だと感じます。
PCスペックによっては実車っぽく見える事もしばしば。景色や光の表現も素晴らしく今のゲームと比較しても遜色はないです。
ただ本作は基本的に夜〜朝方にかけての時間しかなくずっと雨が降っているような環境ですので処理が多少重く感じます。
投稿者はミドルクラスのグラボを使用してますがグラフィックを最高画質で動かすのは少々荷が重いようです。十分キレイですけどね。




5.ストーリー

ストーリーは過去のNFSシリーズあったような実写によるものですが、ゲームに収録する実写映像としては非常によく出来ていて、吹き替えの声優の方々の演技も良く、かなり惹き込まれます。一本筋のストーリーがあるわけではないのですが、ワイスピシリーズにあるようなダーティな雰囲気やノリといったものが感じられます。

海外ノリって言うんでしょうかね笑
日本人にはない感覚な気がするので癖になります。

ちょっとした話ではありますが、主人公サイドのチームに故 藤原啓治さんが吹き替えをされている人物も出てきます。
まだご存命だった時の作品になりますので
この声を聴けただけでもプレイした価値があったと個人的に思いました。




6.ゲーム性、システム

基本的にオープンワールドであるベンチュラベイという街を舞台に、各登場人物に関わるストーリーイベントやレースをこなして行く中で、マシンの購入やチューニングを施してハイレベルなレースイベントに挑戦するというのが流れです。

一部登場人物のレースイベントはこなさないと開放されないチューニングパーツがあったりするのである程度やらなければなりません。

またREPという名声レベルを上げないとチューニングパーツ、エアロパーツをイジれなかったりしますがREPに関しては資金稼ぎでレースをしていれば自然と上がっていくのでさほど気にならないかなと思います。

また元々このゲームはAT限定のゲームだったようでマニュアルはアップデートで追加されました。
なのでゲームオプションからの設定ではなく
マシンごとにマニュアルシフトにするかどうかを設定する必要があります。
多少不便ではありますが自分はそこまで気になりませんでした。

レースイベントについてはワールド内の様々な場所にあり移動が面倒かと思われるかもしれませんがファストトラベル機能がありイベント地点に飛ぶことができるので煩わしさはないかなと思います。




7.楽しみ方

楽しみ方はユーザーごとに色々あると思いますがまずはイベントを順にクリアしながら好きな車を買うところからではないでしょうか。あとこのゲームは基本的にドリフトがメインの作品ではありますがグリップで走る設定もできるので敢えてドリフト優遇のこのゲームでグリップで挑むのも面白いでしょう。

自分はお金稼ぎも含めてひたすらにタイムアタックするタイプです()



8.懸念点

色々語ってきましたがこのゲーム少々懸念点があります。
それは本作がオンライン専用ゲームという点です。
作品の出来は申し分なく今でも楽しめる内容になっていますが、オンライン専用という性質上開発元であるEAがサービスを終了してしまうと本作はプレイできなくなってしまいます。

EAのゲームサブスクであるEA Playのラインナップに入っているのでしばらくはないとは思いますが、もう7年前のゲームですし、プレイ人口が少なくなってくればサービス終了もなくはありません。

現状ではオフラインサービスを行うかどうかは分からないので、今はプレイ人口が保てれば良いのかなと思います。
そういう意味でも是非やってみて欲しい作品です。



9.最後に

レビューとしては以上になります。
かなり雑多な感想みたいなものですが
参考になれば幸いです。

最近はシム系を主にプレイしていたので、果たしてカジュアルゲーを自分が楽しめるのか疑問に思っていましたが、全然楽しいですね。
シム系に慣れきってしまうとカジュアルゲーなんてやりたくないとか下に見てしまう人が多い印象ですが、そもそも楽しみ方が違うものなので勿体無いなぁと感じます。


本作のようなアウトローな雰囲気のレースゲームはシミュレーションにしたら逆に面白くなくなりそうなのでこれぐらいが丁度いいフィーリングだと思います。


日本車のチューニングカーが好きな方やワイスピシリーズが好きな方、頭文字D湾岸ミッドナイトが好きな方には必ずハマると思うのでオススメの作品です。是非やりましょう。


おわり



追記

PCがある方にはEA Playでのサブスクリプションサービスがオススメです。(投稿者も利用中)

今回記事を書いたNFS 2015は勿論のこと
後発のPaybackやHeat、既発のMOST
WANTED、Rivalsほか、EAの関わるゲームがひと通り遊べます。

NFSシリーズはセールにならないと結構お値段がしますので月500円程度でこれらが全て遊べるのは便利ですね。(投稿者のオススメは2015、Payback、Heatの3作)
気に入ったタイトルはセール時に買ってしまうのもアリでしょう。